ティラノビルダーでエンディングリストを作ろう
こんにちは、まつぼ(@matsubojob)です。
簡易EDリストのデモ。
チラッと見る限りビルダー使いの方々は回想やCGモードを上手く使ってEDリスト作ってるぽいな~すごい
情弱だからめちゃくちゃ「ティラノビルダー EDリスト」で検索してました…😇色んなやり方があって困ることはないと思うので、ひとまず記事を書こう…🍵#ティラノビルダーhttps://t.co/3J0HBvvttdpic.twitter.com/VALNJW3ljo
— まつぼ🌳 (@matsubojob) August 8, 2021
以前から「ティラノビルダーでエンディングリスト(EDリスト・エンドリスト)を作りたいな~」って考えておりました。
回想コンポーネントでエンディングリストを作っている方は何名かお見かけしたので、まだ発見されていない(?)別の方法はないかと持っている知恵を総動員し、なんとかそれっぽいものができました!
文字が表示されるだけでもエンディングリストな雰囲気が出るので、よろしければお読みください♪
(毎度のことながらざっくり説明なので、とりあえずは同じように作っていただき、そこから色々いじってもらえると工夫しやすいかもしれません・・・!)
ティラノビルダーでエンディングリストを作る方法
ティラノビルダーでエンディングリストを作る方法は全部で4ステップです。
※以降はダウンロード前提で話を進めていくので、お済みでない方はこちらからどうぞ!(公式サイトに移動します)
1. シナリオとシステム変数を準備する
今回は5つのエンディングがあるゲームを想定して、エンディングリストを作成します。
※公式サイトで丁寧に解説されている基本動作はバンバン省略しております
シナリオ
シナリオは最低でもふたつ準備します。
- エンディングが分岐する場所(今回は「sentakushi.ks」)
- エンディングリストを表示する場所(今回は「list.ks」)
今回はお試しでかなり簡素なので、慣れてきたら準備したいエンディング数分シナリオを作るのが分かりやすいと思います!
システム変数
準備したいエンディング数分システム変数でご準備お願いします。
今回は5つのエンディングなので「ed1」「ed2」「ed3」「ed4」「ed5」でシステム変数を用意し、それぞれ初期数値は「false」で設定しました。
2. 各エンディングでシステム変数を「true」で代入する
まずは「sentakushi.ks」シナリオをティラノビルダーで開き、エンディングごとに変数を設定しましょう。
※分岐ボタンは前回カスタマイズしたブラックの分岐ボタンで装飾しております。
「sentakushi.ks」はこんな画面にしてます
「はじめから」を押した後
「ED1」を押した後
(メッセージウィンドウは顔グラ用に右側を空けた設定です。お気になさらず・・・)
とりあえず思い描いたイメージで、コンポーネントを並べていきます。
(改ページはエンディングリストからジャンプした時に「戻る」画像ボタン消去、テキスト消去は文字が残らないために設定しています)
↑ ED1(今回はラベル「ed1」)のシナリオを読んだらシステム変数「ed1」が「true」に変わるよう代入。
ED2~ED5(今回はラベル「ed2~5」)も同じように設定すれば問題ありません。
3. エンディングリストのジャンプを設定する
次に「list.ks」シナリオをティラノビルダーで開き、クリアしたエンディング名がきちんと表示されるように設定します。
今回は「ED5」をバッドエンドにしたので、最初にバッドエンド(今回はラベル「list5」)orバッドエンド以外(今回はラベル「list1」~「list4」)で分岐させました。
最初のクリアがED1~ED4の場合、ラベル「bunki」にジャンプする
最初のクリアがED5(バッドエンド)の場合、ラベル「list5」にジャンプする
冒頭に置いた戻るボタンをlist5(ED5)シナリオ内に再度設定。(赤枠参照)
最初のクリアがED5の場合でも問題ないよう、ラベル「list1」~「list4」へのジャンプを設定しておく
もっといい方法があるかもしれませんが、この方法でないとED5だけクリアした状態orED1~ED5までクリアした状態で戻るボタンが機能しないのでご注意ください。
では「ED1(list1)」を例に設定を行っていきます。
ラベル以降に「テキスト配置」で表示したいエンディング名を入力+位置調整し、ジャンプ設定は画像の通り入力してください。「ED2(list2)」以降も同様です。
各エンディングに置くジャンプですが、該当エンディング以前を除きながら置いていってください。(緑枠参照)
例えばlist1はED1を表示しているので、list2・list3・list4を置き、list2はlist3・list4を置いていきます。
「bunki」ラベルに置いたジャンプ(list1~list4)をコピペして削除していくのが一番ラクだと思います!
list5のジャンプは冒頭の「bunki」ラベル内に単独設定されているので、list4には置かなくて大丈夫です。
4. エンディングリストのテキスト配置の時間を0ミリ秒に設定する
バッドエンドかバッドエンド以外で分岐すると、コンプリートした際にバッドエンドが先んじて表示されてしまうので全てのテキスト配置の時間を0ミリ秒にしましょう。(赤枠参照)
画像だと見えてないけど、ED5も同じように0でOKです。
いよいよ完成!冒頭のツイートに添付した動画を見ていただけると、どんなエンドをクリアしている状態でも違和感なく表示されます。
文字が表示されるのみなので簡易的なエンディングリストではありますが、応用すればもっと表現の幅が広がりそうですね。
背景画像にリストを囲む枠を作っておいたり表示されるエンド名を画像で作ったり、変数で全部リストが埋まったら別エンドが解放するなど、工夫を凝らした素敵なエンディングリストを作れるかもしれません!
制作に行き詰まっても公式のサポートがある!
ティラノビルダーでのゲーム制作で行き詰まってしまったら、公式・非公式問わず手厚いサポートがあります。
- ティラノビルダー公式サイト:使い方&チュートリアル
- ティラノ非公式wiki:ティラノビルダー制作テクニックwiki ※有志の方々が運営していると公式サイトに表記あり
そのほか公式ガイドブックが販売されているようなので要チェックです~!
また、ティラノビルダーにはキャラクター数や使用できるBGM数などに制限がある無料版と、それらが無制限になったPro版(有料)があります。 無料版でお試しして「もっと色んな機能を使いたいな…」と思ったら是非Proの購入をおすすめします。
そこまでお高く感じるお値段ではないし、おそらくゲーム制作にハマったら無料版じゃ物足りなくなりますよ~(笑) スクリプト知識がある方は、ティラノスクリプトを使うことでより高度なゲーム制作ができます。
ティラノビルダーにはない操作をしたい場合はティラノスクリプト機能をご利用ください!
スクリプトの知識が全くない自分がゲームを作れた時は本当に感動しました。同じ気持ちを味わった方は感謝の気持ちを込めて公式ガイドブックやティラノビルダーProを購入し、ご支援してみてはいかがでしょうか。
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